事例3/介護に備えた住まい

事例3/介護に備えた住まい

【ポイント】

1.将来の介護を見据えて、「トイレ+洗面+浴室」が続き間に!

2.中廊下もLDKに変身!

3.防犯対策と同時に換気も実現!

 

【物件概要】

用途:住宅 本宅

築年数:約築50年 木造日本家屋2階建て

工事延べ面積:約135㎡+屋外塗装

工事期間:約2ヶ月

 

介護保険制度 適用

【ご家族様Story】

広島県の家族様からのご依頼。

ご連絡頂いた時、リフォーム予定の住居には80代のお母さまのお一人暮らし要支援の身体状況にて、そろそろ一人暮らしがとても心配。特に、火の取り扱いに不安。今後は、別棟にお住まいの息子さんご家族も一緒に同居されるとの事で「1人暮らし→4人が暮らす住まいへ」とリフォーム希望でした。

 

【ご家族様のお困りごと】

防犯上、窓を開けない暮らし、新鮮な空気が流れ込まない住空間、健康面を考えると心配。トイレが狭い。中廊下が暗い。浴室が寒い、かつ段差あり。キッチン回りが食器棚で分断され使いづらい。

 

【ご家族様が達成したかった事】

1.防犯対策も出来て、風も通り、明るい、断熱性も高いサッシを検討したい。

2.スッキリ明るいLDKが欲しい

3.バリアフリーは勿論の事、お母様80代の介護が必要になった時の準備をしておきたい

4.お母様80代のお部屋を新たに造りたい

5.食器棚によって、キッチンエリアとダイニングが分断されている。キッチンと冷蔵庫・食器棚の配置を見直したい

よって、ご相談ご提案させて頂いた内容とは?

1.断熱性の高いサッシの取替と同時に、防犯性があり換気出来るサッシをご提案かつ、吸気口も設置。サッシ全てに鍵をかけ戸締り万端にしながらも、常時換気出来る体制を整える事で新鮮な空気が家の中を流れ健康面にも留意しました。

2.光の入らない中廊下は、壁面を撤去し、LDKに取り込みました、ただ、2階の加重を受けている柱・壁だった為、LDKの中へ、柱と筋交いを残させて頂きました。髙橋みえこ一級建築士事務所|トップイメージ画像3

3.ご親族さまに介護職従事者の方がおられ、一緒にご検討下さいました結果、介護に備え「トイレ+洗面+浴室」を続き間に。トイレは、一般住宅の約2倍のスペースを確保、介助する人も充分に動けるスペースに!かつ、浴室はベンチ付きのUBを採用。お互いに動きやすいスペース配置を実現しました。建築資材として奈良県産の吉野杉の床を採用しただきました、理由は、吉野杉の温かみ、かつ、柔らかい木材なので、もし、お母様が転倒された際にも、ケガが無いようにと、ご親族の心遣いからです。

 

4.お母様のお部屋を新たに新設

5.料理を運びやすい流れ、炊飯器・電子レンジの置き場等、ご家族様の実生活にあった空間構成を行いました。

【結果】

この度は、介護職に従事されておられるご親族さまが、大変お力添え下さり一緒になって、お母様の身体状況に合った、また、介助者になる家族の事、両サイドより私達と一緒に検討を重ねて介護に備えた住まいが完成しました。

また、広く爽やか爽快なLDKも完成。このLDKには来客時や、エアコンを付けている時等、臨機応変に部屋を区切る事が出来る可動扉も設置。大好評頂きました。

そして、これから一緒に暮らされるご家族の夢の一つであった「赤いキッチン」も現実になりました。

 

日々の実生活、家族の身体的状態等に密着した細やかな傾聴と相談、家族それぞれの「気持ち」を教えて頂く事で調整を行います。家族の未来を造る伴走者のような立場で居る事が髙橋美恵子の設計の特徴です。

 

では、完成画像&工事中の様子を画像にてご覧ください。